・748/916/996/998系のガソリンタンク裏にあるナットです。
このナットはフューエルレベルゲージとポンプの配線が一緒になった部品を固定します。
・黒いプラスチック製のナットがリング状に割れているのが見えますが、ここまで割れ
るとガソリンが派手に漏れ出して非常に危険です。新車時から使われている部品にはこの部分が非常に割れやすいものがあり、危険です。ガソリンが漏れていなくてもナットにクラックが入っている頻度は非常に高いです。
・目視で点検できますから、このシリーズのバイクにお乗りの片は是非一度タンクを外
して確認していただきたいと思います。
・対策としては部品交換しかありませんが、現在入手できる部品は対策品なのでこうし
たトラブルが再発する事はおそらく無いと思います。しかしナット単体での部品は設定されておらず、たかがナットのためにそこそこ高価(¥18,300-)なフューエルレベルゲージをAssyで交換しなければなりません。それに加えて部品交換をするためにはタンク裏のポンプフランジを丸ごと外さなくてはなりません。これは一度外すと組上げるのにコツが必要で意外と大変な作業なのです。そこで対策用のナットを製作してみました。
・アルミ製です。材質はジュラルミン2017で、かなり過剰品質です。表面処理は白アルマイトです。画像はそれを装着したところですが、ナットのみの交換なのでポンプフランジを外す必要がありません。その代わり配線のカプラーを一度分解しないとナットが通らないのですが、これは致し方ないところでしょう。
・少量製作のため価格はちょっと割高で¥6,300-ですが、部品を丸ごと交換するコストの半値以下ですし、作業の手間も省けます。
【2013.7.16追記】 |
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現在販売中の製品は、材質が7N01、表面処理はクロアルマイトとなっております。 |
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配線のカプラーを分解する場合は最初に中の赤い部品を取り外します。
本来は専用工具を使用するべきなのでしょうが、クリップや針金の先端を曲げたようなものを開いている穴に引っ掛けて引っ張ると外すことが出来ます。
そうしたらカプラー内部にある端子の抜け止めのツメを起こして端子を抜きます。元に戻す時は配線の位置が必ず元通りになるように注意してください。 |
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