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名車復活計画__その1__888SPS |
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この2つは両方ともウォーターポンプのローターですが、羽の形が少し違うのが判ると思います。左の上端が尖っているほうが888SPSに使われているもの、右の上端がちょっと平らになっているのが94年あたりから使われている新型です。
左の旧タイプはアイドリングを始めとする低回転時にリアシリンダーへの水の供給が芳しくない事が判明したとのことで、94年の916のデビューと共に水冷エンジンのローターは全て右のタイプに変更されました。 |
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こちらはウォーターポンプのカバーですが、こちらもローターの形に合わせて形状が変わっています。左が新型、右が旧型です。
旧型のウォーターポンプを使用しているエンジンに新型のウォーターポンプを組み込むことは簡単に出来ます。但し新型のローターには新型のカバーを使用することが必要です。こうすれば888系のエンジンでもそれ以降の新型エンジンと同様のウォーターポンプ容量を確保する事が出来ます。
発電機側カバー右上の2個のネジ穴に挟まれた穴がウォーターポンプローターの取り付けられる場所です。ここのシールが役目を果たさなくなると冷却水がエンジンの内部に侵入します。ここのベアリングは以前に冷却水が漏れたりした事があるとすれば錆びたり傷んだりしている可能性が高いので、とりあえず交換します。シールのセットも新品にします。ポンプから出るウォーターユニオンも錆が出ていたので交換します。
発電機側カバーが組み上がったのでエンジンに組み付けます。ウォーターポンプカバーのみ色が合っていませんが、これは性能優先という事で気にしないことにします。どうしても気になってきたら塗装を剥がせば良いでしょう。
オイルクーラーとオイルラインも取り付けます。
こちらはエンジン右サイドです。これでほぼエンジンは組み上がったと言って良いでしょう。外観も最初と較べると見違えるように綺麗です。
さて、ペイントに出していたフレームが出来上がってきました。あたりまえですがさすがに塗ったばかりですから綺麗です。私が出来るだけ薄い塗膜を希望したので、外注先は塗料の乗りにくい場所にあらかじめ筆指しをしてからガンを吹いたとのことです。
こちらはフレーム右側です。塗膜は塗ってから暫くすると硬化して丈夫になるらしいので、数日間放置しておく事にしました。
ところで向こう側に全く同じようなフレームが?
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